今日は、IT業界について書いてみようと思います。
新型コロナウィルスの影響で、2021年卒業の学生が就職活動に困っているようなので、実際にIT業界で働いているエンジニアの一人として実状を書いていきます。
結論から言うと、これからもIT業界には需要があります。
しかし、これからのIT業界は、これまでとは違い、プログラムが組める程度では通用しなくなるのも事実です。
IT業界の今後について
新型コロナウィルスの影響で、在宅で働くテレワークが多くの企業で行われています。
本来、東京五輪の開催時に行うはずだったテレワークが、このような形で実施され多くの企業では実証実験ができたのではないでしょうか。
そのため、今後は、テレワークを主軸にシステム開発を行うIT企業も多くなると考えられます。
テレワークで働けるようになると、日本全国、世界から優秀なエンジニア に働いてもらうことが可能となります。
また、AIやブロックチェーン といった高度の開発も普通に行われるようになるでしょう。
AIやブロックチェーン は、フロントエンド側の開発とバックエンド側の開発で大きな違いがあります。
フロントエンドでは、AIやブロックチェーンサービスのWebAPIを使用することで、開発期間がさらに短くなるのではないでしょうか。
また、バックエンドは、より高度な数学が必要となり、これまでのシステムとは桁外れのソースコードとなることが考えられます。
中小のシステム企業では、フロントエンドの仕事が多くなり、さらに納期が短くなることが考えられます。
そうなると、フットワークの軽いフリーランスの需要が高まることは分かりますよね。
では、企業に就職せずにフリーランス として働いた方がいいのでしょうか。
私は、企業に就職することをお勧めします。
プログラミングができる方
まずは、プログラミングができる方に焦点を当てて書いていきます。
すでにプログラミングがきますと言って入社して来る方がいますが、正直、実戦では全く使えません。
実際に行う作業は、お客様のビジネスモデルに沿ったシステムの開発です。
PCに向かってする仕事は半分くらいで、残り半分は、お客様との話し合いなど人との関わりです。
お客様の前に出せるだけのビジネスの知識が、新卒では持ち合わせていません。
そのため、教育制度のある企業に就職し、エンジニア の勉強をしつつ、ビジネスの勉強をお勧めします。
また、プログラミングができる方は、いろいろなプロジェクトに参加できるような企業がお勧めです。
企業によっては、SES(システム・エンジニアリング・サービス)を主軸としている企業もあります。
SESは、お客様先に常駐してシステム開発を行うのですが、実際は、古い基幹システムの不具合改修や機能追加などが多いです。
古いシステムを相手にするため、技術力も思った以上に上がりません。
また、古いシステムを長年扱ってきた方を相手とするため、自分でアンテナを張っていないと、最新技術から遅れをとることになります。
なので、主軸を自社開発や受託開発に置いている会社がお勧めです。
プログラミングができない方
では次に、プログラミングができない方や文系の方などに焦点を当てて書いていきます。
プログラミングができない方は、まず教育制度の整っている企業をお勧めします。
まずは、システムに抵抗を感じなくなることを優先した方がいいでしょう。
PCは、幼い頃からそばにあった世代でしょうが、システムとなると抵抗を感じる方が多いようです。
通常自分が仕事で使うPCでさえも、自由に使えるようになるのに時間がかかる場合があります。
しかし、文系の方は、ビジネスに対する知識を持っている方も多いため、お客様との話し合いには最適だったりします。
ですので、教育制度の整った企業に就職し、エンジニア知識を着ければ、すぐにでも実戦へ投入できると私は考えています。
まとめ
実際、入社時にプログラミングができるかどうかは、ほとんど関係ありません。
文系、理系もほとんど関係ありません。
大切なのは、社会に出てからどれだけ努力するかです。
あともう一つ言っておきたいことがあります。
試験を受ける企業のことは、できるだけ情報を収集しましょう。
特に経営状態は重要です。
IT業界は、景気に左右されやすい業界でもあります。
ですので、入社時の経営状態はしっかりと収集しておかないと、新入社員研修が終わると営業に回されることもよくある話です。
ピンチはチャンスです。
新型コロナウィルスのために就職活動の開始が遅れたとしても、それをバネに頑張ってください。
では、今日はこの辺で。
(追記)IT業界の今後については、以下の記事も参考にしてください。
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