経営者と技術者では考えることが異なっています。
経営者は、やはり売上を上げるようなアイデアを出してきます。
それに対して、私達、技術者は実装面で考えて答えてしまいます。
経営者が出してくるアイデアを、技術者は、新しい物を作るのではなく、既存である物やフリーで使える物で対応できないか考えてしまいます。
<経営者>
「このソフトみたいなもの作れる?」
<技術者>
「こういうソフトがありますよ」
「このソフトとこのソフトを使うとできそうです」
こんな感じの会話が出てくるのです。
しかし、経営者側は、既存のソフトを使うのではなく、自分たちで作り育て、自社開発ソフトとして出したいのだと思います。そうすることで、会社の宣伝効果、売上向上を狙っているのでしょう。
私達、技術者側から見ると、アイデアの出し方を工夫してもらいたいと思います。自分たちで作るしかないと思えるような問いかけをお願いしたいです。
「このソフトじゃこんな点で物足りないから作れないかな?」
「今のソフトにこんな機能を入れたいけど作れる?」
こんな問いかけから、問題の本質を解いて、ソフトを改良することは、私達、技術者の得意とするとこなのです。
しかし、既存であるソフトと同じものを、イチから作ろうといったアイデアには、どうしても興味がわかないし、そのソフトを超えるソフトを作れる気がしないんですよね。
正直。
この経営者と技術者の認識の溝を埋めるには、どうしたらいいのだろうと、最近よく考えています。