2020年7月26日日曜日

会社を退職する前後で必要なこと



こんにちは。

今日は、会社を退職する前後で必要なことを書きます。

今の時代、新卒で入社した会社に、定年まで勤めると言うのは少ないと思います。

会社で働いた事が少ない学生が、自分に合った会社を見つけることは無理があります。

実際に仕事をしてみて、自分に合ってるかどうかが分かるものなのです。

ただ、会社を辞めるとなると、いろんな不安がありますよね。

なので、今回は、そう言う不安が、なるべく少なくなる方法を、私の経験をもとに書いていきます。

ちなみに、私は、これまでに3回退職を経験しています。

私は、プログラマーなのですが、この業界は、会社によってやれることや、給与が違って来ます。

なので、「給与をあげたい」「違う技術力をつけたい」と言った理由で、会社を辞めて別の会社へ移っています。

では、退職を決意してから、実際に退職した後までの流れの中で、やっておいた方がいいことを書いていきますね。

1.退職願を出す前にすること



まずは、退職願を出す前にすることについて書いていいます。

退職を決意してすぐに退職願いを出すのもいいのですが、できれば退職願を出す前にいくつか考えておいた方がいい事があります。

  • 業務実績を整理する
  • 退職理由を明確化する
  • 次の会社の条件を整理する

大きく分けると、この3点です。

ここで考えることは、自分がこの会社で何をして来たのか、本当に退職しなといけないのかと言うことです。

業務実績を整理する


まずは、これまでの業務実績を整理しましょう。

自分は何ができ、どう言う仕事をして来たのかを整理していきます。

これは、次の会社を受ける際の職務経歴書を書くのと同じなので、直接、職務経歴書を書くのでも大丈夫です。

ここで考えてもらいたいのは、自分が今勤めている会社で、どれだけ成長したのかと言うことです。

新卒で入社したのであれば、職務経歴書を書くだけで、それ自体が自分の成長の記録となるでしょう。

退職理由を明確にする


退職理由は、人それぞれだと思います。

ただ、ここで考えてもらいたい事は、退職する本当の理由です。

上司のやり方に不満がある、業務内容に不満がある、作業に対して給与が安い、自分の技術力を存分に発揮できないなど、いろいろあると思います。

その本当の理由に対して、あなたはどう言う行動をして来たでしょうか。

上司に相談したでしょうか、自分の生産性を上げ会社に貢献したでしょうか。

何も行動していないのであれば、退職願を出す前に行動してみてはどうでしょうか。

退職の意思は固まっているのなら、ある程度の冒険をしてみるのもいいかもしれません。

実際、退職して次の会社へ移るとなると、大きなエネルギーが必要となります。

ストレスと言ってもいいでしょう。

なので、今勤めてる会社でやりたい事ができるのなら、退職はしない方がいいのです。

次の会社の条件を整理する


次に考えることは、次の会社の条件を考えることです。

よく、転職サイトを見ながら次の会社を考える人がいますが、これは間違いだと私は思います。

「隣の芝は青く見える」と言うことわざがあるように、転職サイトを見ていると、どの会社も今勤めている会社よりいい会社に見えてます。

そうではなく、自分のこれまでの実績や退職理由から、次の会社に求めることを整理した上で、転職サイトだったり求人情報を見る方がいいです。

例えば、給与に不満があり退職するのであれば、今の会社と同じような仕事をしていて、給与の良い会社を探すようにすると、転職で大きなエネルギーは必要なくなりますよね。

人によっては、全く畑違いの事に挑戦する人もいるでしょう。

その場合は、初心者でも実績が詰めるような会社を探す必要がありますよね。

ただし、全く畑違いの仕事に挑戦するには、入社までに基礎を勉強する必要が出て来ます。

例えば、営業からプログラマーへ転職するのであれば、次の会社を探す前に、プログラミングの勉強をする必要があります。

そう言う場合は、退職願を出す前に、プログラミングの勉強をするようにしましょう。

プログラミングの勉強は、少なくとも100時間以上は必要になります。

一人でプログラミングの勉強をするとなると、すごく大変なので退職願を出す前に少しずつ勉強をしておくことをお勧めします。

次の会社の条件を整理したら、その条件で従業員を募集している会社を探すことになります。

ただし、この段階で応募してはいけませんよ。

きちんと、退職願を提出し、退職日が確定してから応募するようにしましょう。

2.退職願が受理され退職する前にやること



ここでやることは、自分の仕事を人に引き継ぐ事と、退職後のことを考える事です。

  • 自分がやって来た仕事を整理する
  • 自分がやって来た仕事を引き継ぐ
  • 退職後の事について考える

まずは、仕事の引き継ぎですね。

自分のやって来た仕事を整理する


仕事の引き継ぎは、今やってる仕事だけではありません。

これまで、あなたがやって来た仕事の全てを引き継ぐ必要があります。

あなたが退職した後、その会社から追加の仕事が入るかもしれません。

そんな時、引き継ぎをしていないと、誰も分からない状態になってしまいます。

なので、自分の会社でこれまでやって来た仕事を整理し、必要ならば新たに資料を作るようにします。

プログラマーの場合は、本番環境の情報や開発環境の構築方法、自分がコーディングしたロジックについてまとめておきましょう。

勤めていた期間が長い場合は、この作業が一番時間がかかる作業になると思います。

できれば、その都度、必要な資料をまとめておくのがいいです。

私の場合は、会社のファイルサーバーに、その都度、資料を作成していってます。

自分のやって来た仕事を引き継ぐ


これは、上で作成した資料を渡すだけでなく、きちんと口頭で資料を見ながら引き継ぐようにしましょう。

もし、同じ会社から新しい仕事の依頼が来た時、引き継いだ人が対応することになります。

その時に、資料を見るだけで思い出す事ができるように、引き継ぐ必要があります。

退職するから、その後は知りませんと言うスタンスでは、会社側もお客様側も困ります。

もしかすると、今後、今の会社は、自分のお客様になる可能性もあるのです。

なので、今の会社が困らないように、しっかりと引き継ぐ事が重要です。

その他に忘れてしまいがちなのが、自分がつかっているPCのライセンスに関する情報の引き継ぎです。

会社でライセンスを購入している場合は、会社でまとめられていると思いますが、個人でライセンスを購入している場合は、そのライセンスをどうするのかを話し合う必要があるでしょう。

間違っても、クレジットカードの情報や個人情報をPCに残さないように注意しましょう。

退職後のことについて考える


退職後、すぐに次の会社で勤めたいと言う人もいるでしょう。

でも、ちょっと考えてください。

ゆっくりとできる時間は、この転職の期間だけですよね。

体調面、精神面を考えると、私は退職後少し時間がとることをお勧めします。

上でも書きましたが、退職には大きなエネルギーが必要となります。

なので、できれば1ヶ月ほど休めるくらいの貯蓄をして、退職後は少し休む時間を作るのがベストだと思います。

だからと言って、次の会社を探すのを退職後にしないようにしましょう。

「1ヶ月あるのだから、退職してからゆっくりと探せばいいや」と思っていると、次の会社が決まらないなんて事が起きてしまいます。

この後書きますが、失業手当や再就職手当についても調べておきましょう。

3.退職した後にやること



退職した後は、失業手当の手続きを行い、再就職のための活動を行います。

  • 離職票をハローワークへ提出する
  • 失業手当の手続きをする
  • 再就職のために活動する

離職票をハローワークへ提出する


離職票は、退職事に会社へ求めれば、会社が退職の手続きで取得してくれます。

手元に離職票が届くまでには時間がかかります。

退職する会社には、離職票が必要なことを早めに伝えて、できるだけ早く取得してもらいましょう。

離職票は、失業手当の手続きに必要な書類となります。

失業手当の手続きをする


失業手当には、離職票の提出後、7日間の待機期間が必要となります。

なので、早めの手続きが必要となります。

また、失業手当を受け取るには、退職理由や、それまでの勤務年数に応じて給付制限がつきますので注意が必要です。

ただし、給付制限を短くする方法もあります。

方法の1つとしては、職業訓練を受ける方法です。

ただし、これも良し悪しで、職業訓練を受けても就職につながるとも限らないし、内容は初心者レベルだったりします。

なので、1番いいのは早く再就職をすることだと思います。

再就職のために活動する


失業手当は、再就職をするための手当てとなります。

なので、再就職をする活動に注力するようにしましょう。

ハローワークには、早期再就職のためのサービスが設けられています。

例えば、再就職に対する相談、募集をしている会社の検索、面接の対応などありますので、ハローワークで調べてみるのもいいと思います。

再就職の面談を受けるのであれば、ハローワークを通した方がやはりいいようです。

上手く再就職できた場合は、再就職手当がもらえます。

しかし、失業手当の給付制限の1ヶ月目は、ハローワークからの紹介でないと再就職手当がもらえなかったりします。

詳細については、失業手当の手続きの際に話があると思いますので注意しましょう。

まとめ


今回は、退職を決意してから、実際に退職した後の話を書いてみました。

今回書いた内容は、私が過去3回転職して、その時に考えたことを書いています。

実際には、もっと考えないといけない事があったりしますので、そこは柔軟に対応しましょう。

ただし、「今の会社は、次の会社のお客様になる可能性がある。」ことだけは意識して、退職までの手続きには細心の注意をしましょう。

社会は、思った以上に狭いものです。

では、今日はこの辺で。

2020年7月18日土曜日

成長できない人のやってる質問



こんにちは。

今日は、成長できない人のやってる質問について書きます。

成長できない人の特徴として、一般的に「やる気がない」「自分で勉強しない」などがありますよね。

でも、私は、質問の仕方に問題があると思うのです。

こんな質問していませんか?
  1. 自分で調べずに聞く
  2. 質問内容がまとまっていない
  3. 答えを求める
  4. メモを取らない
  5. まとめない
こんな質問をしている人は、まわりから成長しようとしていないように見られます。

実際に、こんな質問をしている人で、成長した人を私は見た事がありません。

実は、私も社会人になりたての頃はやってました。

自分では、成長したいと思っていても、まわりから成長しようとしていないと評価されると、自分にとっても、まわりにとっても損ですよね。

なので、こう言う質問のやり方は、やめた方がいいです。

まわりから成長していると思われると、仕事がどんどん回って来ます。

すると、ますます成長する事ができるのです。

それでは、細かく見てみましょう。

1.自分で調べずに聞く


新入社員に対して先輩が、「分からないことは何でも聞いてね」と言いますよね。

でも、その言葉を真に受けてはいけませんよ。

先輩は、経験も豊富で、時間の価値が新入社員とは全然違うのです。

なので、まずは自分で調べるようにしましょう。

最近は、Webで検索すれば何でも出てくる時代になって来ました。

なので、大抵のことはWebで検索すれば分かるのです。

Webで調べても分からないことは、検索した内容を持って、先輩に質問するようにしましょう。

2.質問内容がまとまっていない


質問しに来たのに、質問内容がまとまってなくて、何を聞きたいのか分からない事がよくあります。

大体、そう言う場合は、自分でもどこまで理解できているのか分かっていない事が多いです。

答える側からすると、どこまで理解できているか分からないので、まず整理するところから始めないといけなくなります。

これって、答える側からすると、時間の無駄ですよね。

なので、「分からない=質問する」ではなく、まずは、自分がどこまで理解できているのかまとめましょう。

その上で、何故疑問に思ったのかをまとめて、質問しに行きます。

そうする事で、答える側は、短時間で答える事ができますし、間違った理解に気付く事ができるのです。

たまに(本当にたまに)、何故疑問に思ったかが、大きな設計バグを見つけることになったりするので、まとめるって結構重要だったりします。

3.答えを求める


多分、これが一番ダメな質問ですね。

私(プログラマー)の場合だと、「ここの処理ってどうコーディングすればいいですか?」と聞いてくる人がいます。

経験が浅い人だと、ロジックのヒントを出して成長を促すのですが、答えを求めて来ている場合、「それでどう書くのですか?」と言ってくるんですよね。

まずは、聞いたことをもとに自分で考えましょうよ。

そうしないと、成長することもできないし、そもそも、その仕事を振った意味がなくなりますよね。

答える方は、自分でやった方が早いやってことになってしまいます。

そんなことを繰り返していると、だんだんと仕事が振られなくなって、成長も遅くなってしまいますよ。

4.メモを取らない


新人研修で、「質問する時はメモを持っていきましょう。」と習いますよね。

でも、メモは持ってくるのに、メモしない人が多いです。

頭で覚えられるようなことならいいですよ。

でも、最初は、メモを取ってないと、すぐに忘れてしまいますよね。

特に、複数の仕事をしている場合は、すぐに忘れてしまいます。

そうなると、同じ質問を繰り返したり、同じミスを繰り返すことになります。

メモを取らないと言うことは、貴重な情報と時間を無駄にしていることに気付いて欲しいです。

5.まとめない


これは、やってる人は少ないかもしれません。

でも、経験が浅いうちは、どこが分からなかったのか、どこが間違っていたのかなどを、まとめておいた方が良いです。

まとめると言う作業は、内容を深く理解するのに有効です。

内容を深く理解する事ができれば、生産性も上がりますし、会議でも発言できるようになります。

私も、自分がやった作業や、詰まったところなどはメモしておいて、時間があるときにまとめています。

これって、後から入ってくる人にとっても良い資料になるんですよね。

自分が分からなかったところや、詰まったところは、他の人も同じだと思ってまとめておくようにしましょう。

まとめ


今回は、成長できない人がやってる質問として以下の5つについて書いてみました。
  1. 自分で調べずに聞く
  2. 質問内容がまとまっていない
  3. 答えを求める
  4. メモを取らない
  5. まとめない
この5つの点について改善する事で、成長できる人になります。

少なくとも、まわりからは、成長しようとしているように見えます。

要するに、質問の仕方を変えるだけで、時間の無駄を減らせすので、結果的に生産性にもつながってくるのです。

もし、生産性が上がらない、効率が悪いと思う事があったら、質問の仕方を見直してみるのもありだと思います。

では、今日はこの辺で。


2020年7月3日金曜日

プログラマーがどのように開発を行っているか



こんにちは。

今日は、プログラマーがどのように開発を行っているかについて紹介します。

これからIT業界に就職しようとしている人は、実際どうやって開発してるのか気になると思います。

そんな人の参考になればと考えています。

私は、10年以上、IT業界でプログラマーとして働いてきました。

組み込み系の開発から、Webシステムの開発まで、幅広く働いています。

最近は、主にWebシステムの開発がメインとなっています。

この長い経験の中で、今回は、以下の点について書きます。

  1. 仮想環境
  2. ソースコードのバージョン管理
  3. 開発用エディタ

プログラマーは、上に書いた3点セットで開発を行っています。

1.仮想環境


まず必要となるのは、仮想環境です。

Webシステムは、サーバーが必要です。

一昔前までは、データセンターや自社のサーバールームに、サーバーを置いてWebシステムを公開していました。

なので、Webシステムの開発には、開発用のPCを別に用意して開発を行っていました。

でも、今では1台のPCの中に、仮想サーバーを用意し開発を行います。

例えば、VMWareVirtualBoxDockerなどです。

ちなみに、私は、VirtualBoxをVagrantを使って使用しています。

最近、Dockerも使うようになってきました。

仮想環境に仮想サーバーを構築し、そこでWebシステムとデータベースを動かしながらシステム開発を行っています。

Vagrantは、仮想環境を構築するためのツールです。

組織でプログラマーとして働いていると、システム開発は複数人で行われます。

各人がそれぞれ仮想環境を作っていると、環境に依存する処理が含まれる可能性があります。

それを防ぐために、仮想環境を構築するツールを使用して、各人のPCに同じ仮想環境を構築して開発を行います。

2.ソースコードのバージョン管理


次に必要なのは、ソースコードのバージョン管理です。

バージョン管理には以下のようなツールを使います。
  • SVN
  • Git
今は、Gitが主流です。

バージョン管理ツールは、ファイルの変更履歴を管理するツールです。

ファイルはサーバーで管理されるので、バージョン管理システムが動作しているサーバーが必要となります。

何故ソースコードをバージョン管理するかというと、ソースコードを修正した後、修正前のソースコードに戻したい時がよくあります。

そのような時、バージョン管理していないと戻せないですよね。

私も昔はSVNを使っていましたが、最近はGitを使っています。

Gitの場合、バージョン管理システム用のサーバーを用意しなくても、Web上にGithubGitLabなど無料で使用できるサービスがあります。

また、Gitの場合、サーバー上で管理するソースコードとは別に、自分のPC内でも管理できます。

Gitの使い方は、Webで検索して勉強してください。

3.開発用エディタ


ソースコードを書く時に使うエディタは、基本何でも構わないです。

開発用エディタを使いこなせるようになると、ソースコードの生成の効率が格段に違います。

私は、Eclipseを使っています。

Eclipseは、多くのpluginが用意されているので、さまざまな言語で使用できます。

また、デバッグもできるので、不具合対応などにも最適です。

それと、開発用エディタ以外にViを使えるようになっていると、効率が上がります。

Viは、ほとんどのLinuxに標準で入っているエディタです。

何故Viを使えた方が良いかと言うと、サーバー内で作業することも良くあるからです。

まとめ


プログラマーは、この3つを使いこなしながら開発を行っています。
  1. 仮想環境
  2. ソースコードのバージョン管理
  3. 開発用エディタ
つまり、基本的には高スペックのノートPCが1台あれば、システム開発は可能なのです。

なので、今回の新型コロナで自粛規制となっても、リモートワークに移行しやすかったのです。

では、今日はこの辺で。