2014年8月21日木曜日

請負契約と派遣契約

IT業界では、主に、請負契約による業務と、派遣契約による業務に分けられると思います。メーカーや自社製品の開発に主力をおいている企業は別として、多くの中小企業では、この2つの契約により、取引先の企業内で業務したり、社内で業務したりしています。

しかし、企業間では、請負契約をしていても、実際には、派遣契約と同じ業務のやり方をしている企業が多いのではないでしょうか。

請負契約は、業務指示は、雇用契約を結んでいる企業になります。つまり、取引先に常駐していても、業務指示は、自分の会社からの指示となります。取引先のプロパから直接指示は出せないのです。

それに比べて、派遣契約は、派遣先が実際に業務をする者に対して、業務指示を出します。ただし、事前面談等の行為は、法律で禁止されています。

私は、これまで、派遣契約で業務に従事することが多かったのですが、必ず事前面談がありました。その後、その企業との契約をするという流れでした。これは完全に違法ですね。

また、一緒に働いている仲間の中には、請負契約で入っている者もいました。しかし、実際の業務では、契約は関係なしに、プロパが作業指示を細かく行っていました。これも違法です。

なぜ、請負契約と派遣契約とが分かれているのでしょうか。そこを理解していない取引先へ出向すると、作業者にとっては、不幸な結果となるかもしれません。

労働基準監督署もこういった実態は理解しているようです。私も一度話を聞きに行った事があるのですが、結局は、企業側が口裏を合わせて、小さいボロは、注意のみになるようです。

現在、IT分野においても人手不足が問題となっています。しかし、このような状況にあるIT分野に人手は集まるのでしょうか。

IT分野においての人手不足を解消するには、エンジニアのライフスタイルを根本的に見直す必要があるように私は思います。

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