2020年3月15日日曜日

リーマン・ショックの時に私の身の回りで起きたこと

こんにちは。

今日は、リーマン・ショックの時、私の身の回りで起きた事を書いてみようと思います。

ここ数日、日経平均株価も急下落しており、コロナ・ショックと言われています。

経済は、繰り返されるので、前回の経済危機であるリーマン・ショックの時に、私の身の回りで起きたことまとめておく事で、同じような状況に備える事ができればと思っています。

結論から言うと、私の身の回りで起きたのは以下になります。

  • 給与未払い
  • 当時の職場を退職
  • 当時の職場が倒産
では、以下で詳細を説明します。

リーマン・ショック

少しリーマン・ショックについてまとめてみます。

詳細が知りたい方は、Webで検索してみてください。

2007年にアメリカで、サブプライム住宅ローンが不良債権化したのを切っ掛けに、関連する株や債権が暴落しました。

そして、2008年9月15日に、リーマン・ブラザース・ホールディングが経営破綻し、世界規模の金融危機が発生しました。

私は、当時、社員100名ほどのシステム開発企業に勤めていました。

当時勤めていた企業は、お客様先へ常駐して開発するSES業務を主軸としており、プログラマーの90%がSESで働いていました。

リーマン・ショックが発生した直後は、何の影響もありませんでした。

しかし、世界規模の金融危機が発生したことは、ニュースなどでも知っており、景気に影響を受けやすいIT業界はすぐに影響を受けるのではないかと怯えていたのを覚えています。

しかし、実際に影響が出だしたのは、2011年頃からでした。

関東や関西のシステム企業は、もっと早い段階で影響を受けていたようですが、私が勤めていた企業は福岡だったのと、当時私は、企業の経営に携わっていなかったのもあり、直接影響が出たのが2011年頃からでした。

給与未払い

まず最初に起きたのは、給与の支払い遅れでした。

交通費は支払われるのですが、給与は10日遅れたり、半月遅れる事もありました。

そのうち、給与が分割して支払われるようになり、2012年2月には完全に未払いとなりました。

随分と時間が経ってから、当時の上司に話を聞いたところによると、資金繰りが厳しくなり、いろいろなとことからお金を借りて給与を支払っていたようです。

また、経営に携わっている方は、2011年末から給与未払いとなっていたそうです。

退職

給与の未払いとなった時点で、私は当時勤めていた企業に見切りを付けました。

ただ、当時携わっていたプロジェクトが2011年4月まであり、当時そのプロジェクトの機能リーダーを勤めていた事もあり、4月まではお客様先での仕事を続けました。

しかし、退職したのは良いのですが、IT業界は仕事がなく、求人も少なくなっていました。

なので、再就職(現在の会社)するまでに半年もかかってしまいました。

倒産

私が退職したのち、数ヶ月後に当時勤めていた会社は倒産しました。

倒産までその会社で勤めていた方に聞いたところによると、給与の未払いが続いて、訴訟になったそうです。

倒産した後は、未払いの給与は債権者に移ったようで、全額は支払われなかったと聞いています。

私は、退職の際に未払い分を払ってもらいました。

まとめ

IT業界は、景気の影響を受けやすい業界です。

SES事業は、景気が悪くなるとIT投資を抑える企業が多いため、もっとも影響を受けてしまいます。

コロナ・ショックは、リーマン・ショック以上の経済危機となるという意見もあるようです。

では最後に、もしリーマン・ショック以上の経済危機となるのなら、どういう対策ができるのか、私の考えを少し書いてみます。

現状、経営が悪い企業の場合は、まず立て直しを早急に考える事です。
最終的に影響を受けるのは、末端で働いているエンジニアです。

現状、上手くいっている企業は、未来への投資をする事です。
新しいシステム開発に着手するチャンスだと思います。
景気が好転した時、その投資は回収できるのではないでしょうか。

経済は、良い時があれば、悪い時もあります。
きちんと備える事も必要になると思います。

では、今日はこの辺で。

2020年3月14日土曜日

アジャイル開発

こんにちは。

先日、ウォータフォールモデルというシステム開発の手法を書きました。

ウォータフォールモデルとは

今日は、アジャイル開発について書いて書きます。

まず、正直に言いますが、私はアジャイル開発の経験が浅いです。
ずっと、ウォーターフォールモデルで開発を行ってきました。

ただ、現在は進行形でアジャイル開発を行っています。

経験が浅いなりに考えてみると、
正直、ウォータフォールモデルとアジャイル開発のどちらが良いとは言えないと私は思います。

プロジェクトの状況や、お客様から求められているものによって、ウォータフォールモデルとアジャイル開発を使い分けて良いと思っています。

では、アジャイル開発について以下で説明します。

アジャイル開発

アジャイル開発は、システム開発の手法のひとつです。

アジャイル宣言というものがあります。
詳細は以下のサイトをご覧ください。



一言で言うと、お客様と必要なソフトウェアを作っていきましょうと言うものです。

ウォータフォールモデルとアジャイル開発の違いは、「変化への対応」だと私は思います。

メリット

アジャイル開発メリットは以下の3点だと思います。
  • 必要なシステムを開発
  • アイデアが出やすい
  • 手戻りが小さい
アジャイル開発の最大のメリットは、お客様が必要とするソフトウェアを開発できると言う事だと思います。

お客様は、実際に動くソフトウェアを早い段階で目にする事ができます。

そのため、こんな機能が必要だ、この機能はあまり使わない、などの意見や案が出てきます。

ウォータフォールモデルでは、変更が発生すると大きな手戻りとなってしまいます。
実際にお客様が動くソフトウェアを目にする事ができるのは、開発の後半になってからなので、変更となるとカットオーバーの遅れと追加費用が発生します。

中小企業のシステム会社の場合、大きな赤字となってしまいます。

それが、アジャイル開発の場合は、動くソフトウェアをすぐに見て、改善点を上げる事ができるため、手戻りも小さく抑える事ができるのです。

実際、アジャイル開発でシステム開発を行うと、多くのアイデアがお客様から生まれてきます。

また、お客様は動くソフトウェアを見ながら、今の業務フローがどのように変更されるのかをイメージでき、カットオーバーまでに準備を進める事が可能になるようです。

お客様によっては、動くソフトウェアを見ながら、新しいビジネスモデルを考えられる方もいらっしゃいます。

デメリット

では次に、アジャイル開発のデメリットを書いていきます。
  • 見積りが難しい
  • スケジュールが作れない
  • 引継ぎに時間がかかる

まず難しいのは、見積りだと思います。

変更があるということは、受注する時点で見積りを行う事が難しいという事です。

常に見積りを意識していないと、気づいた時には赤字という事もよくあります。

また、変更が発生するために、先々のスケジュールを組む事が難しいです。

この週でこの機能を作って、この週にこの機能を作るとスケジュールを組んだとしても、その間で変更があると、スケジュールの組み直しが必要となります。

もしかすると、スケジュールを作成する機能ごとに作る事で解決するのかもしれませんが、そうすると、終わりが見えなくなってします。これって、プログラマーにとっては、結構なストレスとなったりします。

また、開発者が途中で変わる場合は、その引き継ぎが大変になります。

ドキュメントは作成するのですが、引継ぎを行っている間も変更が発生していく時があります。

そのため、引継ぎ漏れが発生する事も発生します。

実際、現在私が行っている開発は、前任者から引き継いだ開発なのですが、変更がありすぎて引継ぎ漏れがあり、お客様へご迷惑がかかった事がありました。

私が引き継いだ理由も、赤字プロジェクトとなったためだったのです。

まとめ

ウォータフォールモデルとアジャイル開発は、それぞれメリットがあります

お客様の要望や納品物によってどちらの開発手法を使うか選択いて良いと思います。

ただし、私は経験ないのですが、途中で開発手法を変えるのはあまり良くないと思います。ウォータフォールとアジャイル開発で求められる物が違うので、現場が混乱してしまうのではないでしょうか。

では、今日はこの辺で。

2020年3月13日金曜日

何をやっても上手くいきない時の私なりの対処法

こんにちは。

今日は、何をやっても上手くいきない時の私なりの対処法を書いてみます。

長く生きていると、何をやっても上手くいかない事が続いて、気が滅入ってしまう時がありますよね。

そんな時、私は以下のように行動し解消しています。

  • 原因を探さない
  • 小さな成功を積み重ねる
  • それでもダメなら、何もしない
以下で私の経験を交えて書いていきます。

原因を探さない

上手くいかない時って、なぜ上手くいかないのだろうと、過去の行動に原因を探してしまいますよね。

でも、それって、原因が見つからなくて、逆にストレスを溜めてしまう事が多いのです。

もしくは、原因がありすぎて、結局、自分を責めてしまいストレスが溜まってしまいます

そういう時は、原因を探すのをやめましょう

原因が分かったところで、現状は打開できないのです。

過去は、変えられませんから、ストレスばかりが溜まってしまいます。

原因は、自分にあったのだろうと思うくらいで、後は今何をするかを考えるのです。

実際、私も、過去を振り返ってばかりで、上手くいかない原因を探しまくっていました。

その結果どうなっかというと、適応障害になりました。

今何をしたいのかだけを考えて、実際に動くようにすることで、少しずつ精神的に落ち着いて毎日を過ごせるようになりました。

小さな成功を積み重ねる

上手くいかない時って、大きな成功をいつも追いかけている事が多いです。

一発逆転するような、大きな成功を追い求めても、上手くいく可能性は薄いです。

なので、小さな成功を追い求めましょう。

小さな成功は、一発逆転の効果はありません。

でも、上手くいく可能性は高いですし、継続することも難しくありません。

では小さな成功とは何でしょう。
  • 靴を揃える
  • 毎日、鏡を見て笑顔を作る
  • 毎日、ありがとうと言う
こんな、些細なことで良いのです。

今日はできた。今日もできた。今日も何とかできた。

そう言って、小さな成功を継続するのです。

できれば、できた自分を充分に褒めてください。

私が行ったのは、自分の靴を揃えるです。
家族の靴までは揃えません。自分の靴だけです。

それでもダメなら、何もしない

小さな成功は、継続しても、上手くいかない事もあります。

そんな時は、何もしない日を作ります。

できれば、休みの日ではなく、普通の日に何もしない日を作ります。

私の場合は、2ヶ月ほど仕事から離れました。

休んでいる日も、PCには触らない。
携帯も見ない。

外をブラブラ歩いたり、人の少ない公園を散歩したり、
家の中でボーッとしていたり。

そんな毎日を過ごしていると、キーボードを触りたくなってくるんですよね。

やっぱり好きなんだなと思ってきました。

そこから、また、毎日の小さな成功を積み重ねています。

まとめ

上手くいかない時は、辛いものです。

そこから抜け出すには、実際、方法なんてないのかもしれません。

でも、私は上の3点を気にかける事で、精神的にも安定するようになりました。

いろいろやってみるのなら、上の3点もやってみてください。

では、今日はこの辺で。

2020年3月12日木曜日

内定から入社の間にやること

こんにちは。

今日は、企業の内定をもらってから入社までにやっておいた方が良い事について書いてみます。

結論から言うと以下の3点になります。
  • PCを毎日触る
  • 思いっきり毎日を楽しむ
  • 仲間を大切にする
私はこれまで、内定者に対して情報処理の資格取得を目指して勉強するように言ってきました。

ですが、時間がある時にやっておいてもらいたい事は、上の3点なのです。

PCを毎日触る

まずは、PCに慣れる事です。

プログラミングを行うのではなく、趣味のWeb検索をするだけでも良いので毎日触ってもらいたいです。

そうする事で、PCに対する抵抗も入社する頃には少なくなっているのではないでしょうか。

触る時間が無かったり、気持ちがのらない時は、PCの掃除だけでも大丈夫です。

思いっきり毎日を楽しむ

社会に出てエンジニアとして働きだすと、しばらくの間は自由な時間が持てません

業務も覚えないとならない、プログラムの勉強もしないといけない、新しい技術も吸収しないとならない。

これは、IT業界だけではないと思います。

内定をもらって就職活動から解放されたら、学生生活を思いっきり楽しんでもらいたいです。

時間があるこの時に、たくさんの経験をすることは、後々役に立ったりするので、やりたいことはできるだけやってください。

仲間を大切にする

学生時代の仲間は、社会人となってからの同僚とは違います。

楽しい時間を共有してきた仲間は、本当のあなたを覚えてくれています

社会に出ると、本当の自分が出せずに悩み苦しむこと必ずがあります。

そんな時に助けてくれるのは、本当の自分を知っている学生時代の仲間なのです。

ですので、今いる仲間を大切にしてください。

まとめ

学生と社会人の違いは、どれだけリスクを取りながら生きるかの違いです。

つまり、学生時代は避けてきたことでも、社会に出てからは避けて通ることはできないのです。

そのため、ストレスが溜まり精神的な病気になる人もたくさんいます。

実は私もその一人です。

そんな時支えてくれたのは、家族や学生時代の仲間、そして仕事以外のコミュニティの仲間です。

内定をもらって就職活動から解放されたら、仲間を大切に毎日楽しんでください。

4月から社会に出る方も、まだ時間はあります。

では、今日はこの辺で。

2020年3月11日水曜日

IT業界の今後について

こんにちは。

今日は、IT業界について書いてみようと思います。

新型コロナウィルスの影響で、2021年卒業の学生が就職活動に困っているようなので、実際にIT業界で働いているエンジニアの一人として実状を書いていきます。

結論から言うと、これからもIT業界には需要があります。

しかし、これからのIT業界は、これまでとは違い、プログラムが組める程度では通用しなくなるのも事実です。

IT業界の今後について

新型コロナウィルスの影響で、在宅で働くテレワークが多くの企業で行われています。

本来、東京五輪の開催時に行うはずだったテレワークが、このような形で実施され多くの企業では実証実験ができたのではないでしょうか。

そのため、今後は、テレワークを主軸にシステム開発を行うIT企業も多くなると考えられます。

テレワークで働けるようになると、日本全国、世界から優秀なエンジニア に働いてもらうことが可能となります。

また、AIやブロックチェーン といった高度の開発も普通に行われるようになるでしょう。

AIやブロックチェーン は、フロントエンド側の開発とバックエンド側の開発で大きな違いがあります。

フロントエンドでは、AIやブロックチェーンサービスのWebAPIを使用することで、開発期間がさらに短くなるのではないでしょうか。

また、バックエンドは、より高度な数学が必要となり、これまでのシステムとは桁外れのソースコードとなることが考えられます。

中小のシステム企業では、フロントエンドの仕事が多くなり、さらに納期が短くなることが考えられます。

そうなると、フットワークの軽いフリーランスの需要が高まることは分かりますよね。

では、企業に就職せずにフリーランス として働いた方がいいのでしょうか。
私は、企業に就職することをお勧めします。

プログラミングができる方

まずは、プログラミングができる方に焦点を当てて書いていきます。

すでにプログラミングがきますと言って入社して来る方がいますが、正直、実戦では全く使えません。

実際に行う作業は、お客様のビジネスモデルに沿ったシステムの開発です。

PCに向かってする仕事は半分くらいで、残り半分は、お客様との話し合いなど人との関わりです。

お客様の前に出せるだけのビジネスの知識が、新卒では持ち合わせていません。

そのため、教育制度のある企業に就職し、エンジニア の勉強をしつつ、ビジネスの勉強をお勧めします。

また、プログラミングができる方は、いろいろなプロジェクトに参加できるような企業がお勧めです。

企業によっては、SES(システム・エンジニアリング・サービス)を主軸としている企業もあります。

SESは、お客様先に常駐してシステム開発を行うのですが、実際は、古い基幹システムの不具合改修や機能追加などが多いです。

古いシステムを相手にするため、技術力も思った以上に上がりません。

また、古いシステムを長年扱ってきた方を相手とするため、自分でアンテナを張っていないと、最新技術から遅れをとることになります。

なので、主軸を自社開発や受託開発に置いている会社がお勧めです。

プログラミングができない方

では次に、プログラミングができない方や文系の方などに焦点を当てて書いていきます。

プログラミングができない方は、まず教育制度の整っている企業をお勧めします。

まずは、システムに抵抗を感じなくなることを優先した方がいいでしょう。

PCは、幼い頃からそばにあった世代でしょうが、システムとなると抵抗を感じる方が多いようです。

通常自分が仕事で使うPCでさえも、自由に使えるようになるのに時間がかかる場合があります。

しかし、文系の方は、ビジネスに対する知識を持っている方も多いため、お客様との話し合いには最適だったりします。

ですので、教育制度の整った企業に就職し、エンジニア知識を着ければ、すぐにでも実戦へ投入できると私は考えています。

まとめ

実際、入社時にプログラミングができるかどうかは、ほとんど関係ありません

文系、理系もほとんど関係ありません

大切なのは、社会に出てからどれだけ努力するかです。

あともう一つ言っておきたいことがあります。

試験を受ける企業のことは、できるだけ情報を収集しましょう。

特に経営状態は重要です。

IT業界は、景気に左右されやすい業界でもあります。

ですので、入社時の経営状態はしっかりと収集しておかないと、新入社員研修が終わると営業に回されることもよくある話です。

ピンチはチャンスです。

新型コロナウィルスのために就職活動の開始が遅れたとしても、それをバネに頑張ってください。

では、今日はこの辺で。

(追記)IT業界の今後については、以下の記事も参考にしてください。