2020年10月13日火曜日

ビジネスではPDCAとOODAをうまく使えば伸びる

こんにちは。

突然ですが、OODAってご存知でしょうか?

OODAとは、以下のように思考して行動することです。

  • 観察(Observe)
  • 状況判断(Orient)
  • 意思決定(Decide)
  • 行動(Act)

PDCAと言うと、知っている人もいるかもしれません。

  • 計画(Plan)
  • 実行(Do)
  • 評価(Check)
  • 改善(Act)

よく経営者とかが、「PDCAを回していいサービスを作る」とか言ってますよね。

でも、最近、いろんなWebサイトを見ていると、
「PDCAはもう古い」
「これからはOODAだ」
「OODAの方が効率的だ」
と言う意見が多いです。

そこで、以下の質問に対して、私個人の意見を書いてみようと思います。

  • PDCAとOODAの違いは?
  • PDCAとOODAはどっちがいいの?
  • PDCAって古いの?

結論としては、以下になります。

  1. ビジネスではPDCAとOODAをうまく使えば伸びる
  2. マネージメントはPDCA
  3. リーダーはOODA

私は、15年以上、IT業界でプログラマーとして働いて来ました。
その中で、いろんなプロジェクトに参加し、リーダーやマネージメントの経験をして来ました。
そして最近では、私が勤めている会社の経営の手伝いもしています。

こんな私が、これまでの経験から、以下でPDCAとOODAについて説明していきます。


1.ビジネスではPDCAとOODAをうまく使えば伸びる

私は、ビジネスでは、PDCAとOODAをうまく使えば伸びると考えています。

よく経営者と現場で働く人では、考え方が違うと言われますよね。
それは、経営者やマネージメントをしている人は、長期的なスパンで物事を考える必要があるからです。
その場合、必要となるのが、PDCAです。

一方、現場で働く人は、毎日、自分の課題に取り組んでいます。
つまり、現状を見て、判断して、行動しているのです。
なので、OODAが適しています。

例えば、プロジェクトマネージャーとプログラマーで考えてみます。

プロジェクトマネージャーは、常にプロジェクト全体を見ながら、人員の配置や作業の振り分けをします。
これは、プロジェクト計画があり、それに沿ってチェックと行動を繰り返す作業です。

プログラマーは、振られた自分の機能について、課題を出し、設計をし、製造します。

こういう事を言うと、プロジェクトマネージャーも、OODAで良いのではないかと言う疑問も出てくると思います。
確かに、1つのプロジェクトだけを見ると、OODAで良いように思えます。
しかし、プロジェクトマネージャーは、他のプロジェクトや会社全体の事も考慮しながら、自分のプロジェクトを進める必要があるのです。
他のプロジェクトや会社全体の事を考慮しないと、必要な人材を持ってくる事もできないですよね。

つまり、経営者とマネージャーがPDCAを回しながら思考・行動し、現場で働く人が、OODAで思考・行動する事で、ビジネスは伸ばすことが可能なのです。

では、PDCAだけてビジネスを展開するとどうなるでしょうか。
PDCAだけだと、C(チェック)までに時間がかかるため、現場では、問題が発生していても対応が遅くなってしまいます。

逆に、OODAだけでビジネスを展開するとどうなるでしょうか。
OODAだけだと、状況によって判断するため、ビジネス全体がフラついてしまいます。

なので、ビジネスには、PDCAとOODA両方が必要になるのです。


2.マネージメントはPDCA

上にも書きましたが、マネージメントには、PDCAが必要です。

なぜなら、マネージメントをするには、明確な方向性が必要だからです。
マネージメントは、方向性に沿った計画をする必要があり、計画に沿って進んでいるかをチェックし、次の行動を決める必要があるのです。

例えは、プロジェクトマネージャーを例にしてみましょう。

プロジェクトには、プロジェクト計画とプロジェクトで使用できる予算があります。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトが計画通りに進んでいるのかをチェックし、次の工程でどのくらいの人材が必要となるのかを判断しないとならないのです。

ただし、人を投入しすぎると、予算オーバーとなってしまいかねません。
そのためには、プロジェクト全体を長い視点でチェックする必要もあるのです。

では、マネージメントをOODAで行動したらどうなるでしょうか。

状況を見て判断するので、対応は早くなるでしょう。

しかし、状況を見誤ると、方向性がずれてしまうことが考えられます。
マネージメントの判断が間違っていると、会社として死活問題になる事さえあります。

なので、マネージメントには、PDCAで行動する必要があるのです。


3.リーダーはOODA

上にも書いたように、現場で作業する人には、OODAが必要です。
特に、現場を取りまとめるリーダーには、OODAが必要となってきます。

なぜなら、現場では、毎日、問題が発生するからです。

特に、リーダーは、毎日多くの問題が報告されて来ます。
リーダーは、その問題が、すぐに対応しないといけないのか、今後、対応されていくのかを判断しないといけません。
そのために、早い判断が必要となるのでOODAが必要と私は考えています。

例えば、プログラマーを例にするとこうなります。

プログラマーは、仕様の一つ一つを設計に落としていきます。
つまり、問題点をロジックで解決していくのです。

そのため、プログラム全体を見て、新しくロジックを作る必要があるのか判断しないといけません。

これをPDCAでロジックを考えてしまうと、ひとまず仕様にあったロジックを作ってから、チェックをし、不要なロジックを削除することになります。
無駄な作業が発生する可能性が高くなるのです。

リーダーがPDCAを使用したらどうなるでしょうか。

PDCAだと、計画に沿った行動に対し、チェックをする事になります。

チェックをするには、それなりの実績が必要となるので、実績がある程度溜まるまではチェックができません。
実績が溜まってから判断すると、手遅れになってしまい、最悪の場合、手戻りが発生してしまうことになるのです。

つまり、リーダーや現場では、OODAで行動する必要があるのです。


導入に書いた質問の回答

上記の内容から、導入部分で書いた質問

  • PDCAとOODAの違いは?
  • PDCAとOODAはどっちがいいの?
  • PDCAって古いの?

この回答としては、以下になります。

Q. PDCAとOODAの違いは?
A. 行動のスピード感が違うと思います。

Q. PDCAとOODAはどっちがいいの?
A. どちらが良い悪いではなく、どちらを適用すると最適かを考える方が良いと思います。

Q. PDCAって古いの?
A. PDCAは、昔からビジネスの世界で使われている方法なので、情報が豊富です。しかし、十分に使える方法だと私は思っています。


まとめ

結局、ビジネスを伸ばしていくには、PCDAとOODAをうまく使うことだと思います。

とは言え、小さい会社の場合、マネージメントと現場の作業は、明確に分けることができないと思います。

小さい会社だと、一人で案件をこなすことが多いですよね。

実は、私が勤めている会社も、社員数が数十人の小さな会社で、私も数件の案件を同時並行しています。

では、小さい会社だと、PDCAとOODAをどう使ったら良いかと言うと、時間を分けることが良いと思っています。
私の場合は、マネージメントする案件と、現場でプログラミングする案件なので、午前中にプログラミングして、午後はマネージメントをしています。

マネージメントと現場での作業は、全く違う作業なので、同時並行で行うと、どちらも上手くいかなくなると思います。
実際、私の場合は、同時並行で作業して、両方とも失敗したという経験があります。

つまり、PDCAとOODAを、うまく使い分けることで、ビジネスを伸ばしていけるのではないでしょうか。

では、今日はこの辺で。

0 件のコメント:

コメントを投稿