2020年6月14日日曜日

もし私がITエンジニアとして転職するなら



こんにちは。

今日は、もし私がITエンジニアとして転職するならどう動くかについて書いていきます。

私は、現在プログラマとして仕事をしています。

IT業界の経験は、約20年になります。

そんな私が、もし別の業界にいて、プログラミングも知らない素人で、これからITエンジニアとして転職を決めたとします。

その時、私はどういう工程を経てITエンジニアへの転職を目指すかを考えてみたいと思います。

結論を言うと以下の順番になります。

  1. 基本技術を習得する
  2. 転職先を探す
  3. 転職先で経験を積む

この順番で経験を積むことで、3年でスキルチェンジを目指します。

転職するためなら2までとなるのですが、「ITエンジニアとして一人前になる」と言うことがスキルチェンジだと私は思うので、そこまで説明していきますね。

1.基本技術を習得する



どんな転職でも同じだと思いますが、まずは、その業界の基本技術がないと話になりませんよね。

なので、私ならば以下の勉強に100時間以上はかけると思います。
  • html
  • CSS
  • javascript
  • PHP
  • SQL
フロントエンド(ブラウザ側)のみのエンジアになるには、上から3つ、html、CSS、javascriptを勉強すれば良いのですが、ITエンジニアとなるとバックエンド(サーバー側)の開発もある程度できるようになっておいた方が良いです。

また、上の5つは基本が分かるくらいまでで大丈夫です。

ただし、この5つの基本を習得するには、最初は100時間ほど手を動かして勉強が必要になると考えています。

「100時間も勉強が必要なの」と思うかもしれませんが、やってみると分かると思いますが、最初はキーボードもうまく打てないでしょうから、これくらいの時間は必要になります。

では、仕事をしながら、どうやって100時間もの時間を作るかと言うと、毎日1、2時間、休日は、6時間以上の時間を3ヶ月ほどかければ達成できます。

勉強方法はWebを使います。

プログラミングスクールへ通うのも良いのですが、今はWebで検索すれば基本技術の習得はできるのでそれで十分です。

私ならば、まずは、html、CSS、javascriptを使って、自己紹介のホームページを作ります。

もちろん、インターネット上に公開する必要はありません。

自分のPC内にテキストを作成すれば、インターネットに公開しないホームページは作成できます。

デザインは、いろんなホームページを見ながら、これと思うものを真似すれば良いのです。

もちろん、ソースコードまで真似してはいけませんよ。

検索サイトで、「html CSS」と検索すればソースコードの書き方が出てくるので、1から手を動かしながら勉強しましょう。

5ページほど作れば十分に基本技術は習得できます。

また、ランディングページ(最初に表示されるページ)にjavascriptで動きを着けてみましょう。

作成したページは、ポートフォリオとして使えるので、必ず残しておきましょう。

それ以外に、PHPとSQLは別に勉強しておきましょうね。

PHPとSQLもWebで検索すれば、すぐに勉強できます。

この時点で、コーディングをするのが苦痛に感じるのでしたら、ITエンジニアとしての転職は難しいと思います。

転職したら毎日コーディングする必要があります。

最初は、分からないことがたくさん出て来ます。

調べながらコーディングする事になるので、それを楽しめないと精神的にもちません

IT業界は、エンジニアだけではないので、自分にあった職種を探してみましょう。

2.転職先を探す



100時間ほど勉強したら、転職先を探し始めましょう。

一つ注意ですが、今勤めている方は、あわてて退職願を出さないでくださいね。

実経験のない人が、IT企業に転職するのは、かなり難しいです。

今は、エンジニア不足ですが、それは、実経験を積んだエンジニアが不足しているのです。

受け入れるIT企業側から考えると、中途採用しているのは即戦力となるエンジニアを探しているのです。

なので、実経験がない人を雇えるだけの余裕がある企業でないと、実経験がないと言うだけで不採用となることはよくあります。

では、どうやって転職先を探すかと言うと、私ならば以下の2つの方法を使います。

  • 転職サイトに登録して探す
  • Webサイトを見て探す

仕事をしながら転職先を探すには、上の2つの方法が良いと思います。

転職サイトに登録して探す


まずは、転職サイトに登録しましょう。

登録するのは、メジャーな転職サイトを探して2件ほどで良いと思います。

中途でエンジニアを探している企業は、複数の転職サイトに掲載していることがよくあります。

複数の転職サイトに登録しても、検索して出てくる企業が同じと言うのはよくあります。

転職エージェントを使うのも良いでしょう。

ただし、転職エージェントを使う場合は、少し注意が必要です。

転職エージェントのビジネスモデルは、転職が成功することで転職先企業から、あなたの年収に応じて数パーセントを紹介料として受け取るモデルとなっています。

なので、実経験がない場合、「難しいから、まずはIT業界の営業とかも探してみませんか」などと言ってきます。

そこを理解した上で、転職エージェントは使うようにしましょう。

では、転職サイトでどのようにして転職先を探すかを書いていきます。

まずは、「ITエンジニア 未経験」もしくは「Webエンジニア 未経験」で調べてみましょう。

実経験がない人を雇えるような企業は、キーワードに「未経験OK」みたいなことを書いている企業が多いです。

なので、このキーワードでヒットする企業を優先に応募していきましょう。

その際の注意点としては、募集要項をきちんと確認することです。

どういったエンジニアを募集しているのか、どういった条件で募集しているのか確認しましょう。

また、募集している企業のホームページも確認しましょう。

IT業界の中には、営業を業務の中心としている企業と、技術を業務の中心としている企業があります。

営業を中心としている企業は、Webサイトの構築を受注することに力を入れている企業です。

営業が大きな力を持っているので、技術者は無理な要望を安い価格で行わないといけない状態になっている可能性が多いです。

なので、こういう企業の技術者は、自分の会社はブラック企業だと思っていることが多いですし、実際、ブラック企業だったりします。

では、どうやって判断するかというと、営業と技術者の比率を調べるのです。

技術者に比べて営業が多い場合は注意が必要です。

Webサイトで探す


これは、少し時間がかかります。

しかし、転職サイトを使用せずに、自社ホームページで中途採用をしている企業も結構あります。

もし、通勤できる範囲で探す場合は、検索サイトで「IT企業 地域」や「Web開発 地域」で検索してみてはどうでしょうか。

ホームページから、その企業がどんな企業かを読み取って、もし良い企業ならば、そのホームページに採用ページがないか探しましょう。

採用ページで中途の募集があれば、履歴書や職務経歴書を送るというのもありだと思います。

ただし、その際はホームページの採用ページを見て応募する旨を一筆添えましょう。

どんな企業でも書類だけ送るのはNGです。

中途の募集をしていない企業でも、良いと思ったら電話で中途の採用をしていないか問い合わせるのも良いと思います。

もしかすると、転職サイトではなくハローワークのみに出している場合もあるので、電話で確認するのが良いと思います。

中途の採用していなくても、問合せしたことで、一度会ってみようと思ってもらえる可能性もあります。

転職先を探す時は、なるべく多くの企業に応募して自分にあった企業を探すようにしましょう。

面接まで漕ぎ着けたら、基本技術を勉強する際に作成したポートフォリオを持参しましょう。

画面キャプチャを印刷して画像集を持って行っても良いのですが、できればPCやタブレットなどに入れて持って行き、実際に見てもらうのが良いと思います。

面接では、入社時期についても聞かれると思いますが、聞かられなかったとしても、こちらから入社できる時期について具体的に伝えましょう。

転職先が決まったら、今働いている会社に退職願を出しましょう。

退職する際は、今働いている会社も、将来、顧客となる可能性があるということは意識しておきましょう。

3.転職先で経験を積む



転職先に入社できたら終わりではありません。

実経験のない人を採用した企業からすると、短期間で実戦で活躍できると判断したから採用したのです。

なので、それに応える必要があります。

転職に成功したら、そこがスタートラインなのです。

最初は、業務に着いて行くだけで一杯だと思います。

それでも、業務に必要な技術をどんどん吸収していく必要があります。

そのため、業務時間だけでなく自宅でも勉強をする必要があります。

ITエンジニアとして一人前になるために、以下のことを意識しておきましょう。

  • 何でもやる
  • 最低3年は経験を積む
  • 技術以外の知識も勉強する

何でもやる


まずは、何でもやるという意識が必要です。

ITエンジニアにも本当はいろいろな作業があります。

実経験がないと、自分がどんなエンジニアに向いているのか分かりません。

なので、与えられる仕事な何でもやってみましょう。

正直、難しいと思います。

でも、IT業界に転職したのですから、周りには技術に詳しい人ばかりです。

自分で調べて分からないことは、どんどん周りの先輩に聞いて吸収していきましょう。

その際、先輩は、どうやって調べているのか、どんな風にPCやツールを使っているのか観察することも大切です。

見て学ぶというやつですね。

最低3年は経験を積む


技術者として一人前になるには、一般的に3年はかかります。

最初は、作業に時間がかかるかもしれませんが、次第に時間もかからずに作業できるようになります。

3年も経験を積めば、十分に利益を出せるまでになるでしょう。

そこまでやって初めて、ITエンジニアとなれるのです。

技術以外の知識も勉強する


前職での知識もあるので、3年間技術者として経験を積めば、周りの技術者よりも知識的には有利に立つことができます。

しかし、IT業界は、日進月歩で進化しています

なので、技術も勉強する必要がありますが、それ以外のIT業界について勉強する必要があります。

また、ビジネスも進化していきますので、ビジネスについても勉強をする必要があります。

前職での知識、IT業界の最新の知識、3年以上の技術経験があれば、これはかなり有利な立場へ立つチャンスになります。

ここまで来ると、いろいろな選択肢が出て来ます。

会社の利益につながる提案もできるようになるでしょう。

もっと給料のいい会社を探すこともできるでしょう。

フリーランスとして独立することもできるでしょう。

全く別業界へ転職することもできるでしょう。

まとめ


これまでITエンジニアとして転職する工程を、私ならどう動いていくかを書いて来ました。
  1. 基本技術を習得する
  2. 転職先を探す
  3. 転職先で経験を積む
この3つは、ITエンジニアへ転職する場合だけでなく、別の業界へ転職する際には必要な工程だと思います。

また、同じITエンジニアでも、組み込みエンジニアからWebエンジニアに、スキルチェンジする際にも有効です。

実際、私も、組み込みエンジニアからWebエンジニアへスキルチェンジする時に、この工程を踏みました。

同じIT業界ですが、組み込みエンジニアとWebエンジニアでは、使う技術が違います。

私の感覚としては、全く違う業界へ転職する感覚でした。

ただ、私の場合は、「2.転職先を探す」時に知り合いの会社へ応募したので、苦労することなく転職できたことです。

このブログが、IT業界へ転職しようとしている方の手助けとなれば嬉しいです。

では、今日はこの辺で。

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