私が所属している会社は、10名ほどの極小企業です。
しかし、毎月、数十件の見積もり依頼が来ています。
なので、見積もり作業は、各個人の経験に基づいたものになることが多いです。
昨年納品したシステムは、不具合や新たな要望によって、今でも毎日のように電話が鳴ります。実際不具合はほぼ無くなったのですが、見積もりに入っていない作業をお願いされることが多いです。
IT業界での見積もりは、人月計算が主だと思います。
私の会社でも、機能ごとに人月計算し見積もりを出しています。
しかし、私の会社に持ち込まれる企画は、予算が先に提示されてくるため、概算見積もりをする時でも、なるべく顧客が提示した予算に合わせたシステム構築を考えます。そのために、十分なリスク管理費用の確保が難しいのです。
そこで、今会社で新しい見積もり方法を検討しています。人月計算ではなく、先にそれぞれの工程での概算値を出しておくという手段です。
こうして料金表を用意しておけば、営業が案件を聞きながら概算見積もりが可能になるのではないかと思っています。その後で、詳細を聞き正式な見積書を作成することで、顧客としても先に概算見積もりを見ているので、値下げの要望は少なくなるのではないでしょうか。
さて、上の方で話しました昨年からのプロジェクトですが、見積もりをしたエンジニアと実際に作業したエンジニアの経験のズレが大きかったことが1つの原因となっていました。今作成している料金表に照らし合わせても、受けれる内容ではなかったことが分かります。
開発費用は、見積もりの大半を示しています。なので開発に遅延が発生したり、追加要望を同じ予算枠でやろうとすると、開発会社は完全に赤字になってしましす。良く考えて見積もりを出す必要性を考えさせられるプロジェクトでした。
ところで、他のIT企業ではどような見積もりを行っているのでしょうか。
よかったらお聞かせください。
2015年2月22日日曜日
2015年2月4日水曜日
私が考えるECサイト開発
ここへの投稿もかなり久しぶりとなりました。
ここ数ヶ月、 ECサイト開発に従事していました。
組み込み開発からWeb開発へ移って、まだまだ経験が浅いのですが、今回の開発で私が考えたことをまとめておこうと思います。
Web開発を専門に行っている方には当たり前のことばかりでしょうけど・・・
今回従事したECサイト開発は、現在営業しているサイトを、別サーバへ移行するというものでした。
当初、今サーバにあるデータをそのまま、新しいサーバへ移行してしまえは終わりじゃん。
なんて、軽い気持ちで作業していました。
これが大間違いでした。
現在営業しているということは、もちろん、新しい商品の発売はありますし、受注はリアルタイムで行われていきます。これに、なるべく支障のないようにデータを移行していかないといけませんでした。
また、新商品の販売のため、新しい機能の追加も要求されます。
こうなってくると、単なるデータの移行ではなくなります。
思い出話はここまでにして、今回の開発で私が考えた理想のECサイト開発についてまとめてみます。
▪️手順
まずは、開発手順です。
ECサイトの場合、開発後、顧客が着くまでに時間がかかると思います。
そこで以下のような手順を考えました。
1、環境構築(EC-CUBEなど)
2、商品データ作成
3、販売ページ作成
4、リリース
5、必要な機能の追加
新しくECサイトを作成する場合、既存のサイトをもとに、「こんなサイトで販売したい」「この機能は欲しい」といったことが出てくると思います。
しかし、本来の目的は、販売にあると思うのです。
なので、まず、環境を構築したら、販売商品情報を作成し、販売ページを作成してある程度、運営できるようになったら、すぐにリリースする方がいいと思います。
そのあと、販売を行いながら、新しい機能を追加していけば、次第にオーナーが考えるようなサイトが作成されるのではないでしょうか。
▪️費用
次に考えなければならないのは、開発費用です。
おそらく、IT業界では、開発に入る前に見積もりを行い、開発金額が決定した状態で開発に入るでしょう。よく使われるのは、人月計算です。この機能に1人月、この機能に1人月・・・と計算し、その合計が何人月で単価がいくらだがら、この開発は、これだけの費用が必要となります。という計算方法です。
しかし、この人月計算では、上記の5以降にどれだけの規模があるのかはっきりしません。それに、オーナーは、開発が進んでいる間も、様々なサイトを見て、良いものを取り込みたいと考えているでしょう。
こうなってくると、開発に入る前に費用を計算することは不可能なのではないでしょうか。
そこで、1、2、3、4までを一つの開発として見積もり契約をする。5以降については、機能ごとに見積もり、契約、開発を繰り返すことが考えられます。
それ以外にも、5以降は保守契約の一つとして、アジャイル開発を行うことも考えられます。
今回、ECサイトを開発してみて、この手の開発は、アジャイル開発があっているように私は思います。
プロジェクトの完了日を決めずに、理想に近づけるため、少しずつ機能を追加するのがいいとおもいます。それも、販売を行いながらなので、売上を伸ばしながら進めていけるのではないでしょうか。
ここ数ヶ月、 ECサイト開発に従事していました。
組み込み開発からWeb開発へ移って、まだまだ経験が浅いのですが、今回の開発で私が考えたことをまとめておこうと思います。
Web開発を専門に行っている方には当たり前のことばかりでしょうけど・・・
今回従事したECサイト開発は、現在営業しているサイトを、別サーバへ移行するというものでした。
当初、今サーバにあるデータをそのまま、新しいサーバへ移行してしまえは終わりじゃん。
なんて、軽い気持ちで作業していました。
これが大間違いでした。
現在営業しているということは、もちろん、新しい商品の発売はありますし、受注はリアルタイムで行われていきます。これに、なるべく支障のないようにデータを移行していかないといけませんでした。
また、新商品の販売のため、新しい機能の追加も要求されます。
こうなってくると、単なるデータの移行ではなくなります。
思い出話はここまでにして、今回の開発で私が考えた理想のECサイト開発についてまとめてみます。
▪️手順
まずは、開発手順です。
ECサイトの場合、開発後、顧客が着くまでに時間がかかると思います。
そこで以下のような手順を考えました。
1、環境構築(EC-CUBEなど)
2、商品データ作成
3、販売ページ作成
4、リリース
5、必要な機能の追加
新しくECサイトを作成する場合、既存のサイトをもとに、「こんなサイトで販売したい」「この機能は欲しい」といったことが出てくると思います。
しかし、本来の目的は、販売にあると思うのです。
なので、まず、環境を構築したら、販売商品情報を作成し、販売ページを作成してある程度、運営できるようになったら、すぐにリリースする方がいいと思います。
そのあと、販売を行いながら、新しい機能を追加していけば、次第にオーナーが考えるようなサイトが作成されるのではないでしょうか。
▪️費用
次に考えなければならないのは、開発費用です。
おそらく、IT業界では、開発に入る前に見積もりを行い、開発金額が決定した状態で開発に入るでしょう。よく使われるのは、人月計算です。この機能に1人月、この機能に1人月・・・と計算し、その合計が何人月で単価がいくらだがら、この開発は、これだけの費用が必要となります。という計算方法です。
しかし、この人月計算では、上記の5以降にどれだけの規模があるのかはっきりしません。それに、オーナーは、開発が進んでいる間も、様々なサイトを見て、良いものを取り込みたいと考えているでしょう。
こうなってくると、開発に入る前に費用を計算することは不可能なのではないでしょうか。
そこで、1、2、3、4までを一つの開発として見積もり契約をする。5以降については、機能ごとに見積もり、契約、開発を繰り返すことが考えられます。
それ以外にも、5以降は保守契約の一つとして、アジャイル開発を行うことも考えられます。
今回、ECサイトを開発してみて、この手の開発は、アジャイル開発があっているように私は思います。
プロジェクトの完了日を決めずに、理想に近づけるため、少しずつ機能を追加するのがいいとおもいます。それも、販売を行いながらなので、売上を伸ばしながら進めていけるのではないでしょうか。
2015年1月1日木曜日
新年
2015年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくおねがいします。
昨年は、目標がほぼ達成できませんでした。
技術にしても、結局、最後の最後に残業がすごいことになっていました。
原因は、顧客の要求をきちんと吸収できていなかったためかと思います。毎回そうなのですが、開発終盤になって、顧客が「そこはそうじゃなくて」と言ってきます。よくよく聞くと要件定義時に念をおした箇所でも、顧客との意識に齟齬が発生してしまっているのです。
毎回のことなので、要件定義で充分に吸収するように気を付けているのですが、なぜでしょうね。
今年は、昨年の失敗を踏まえて、ドキュメントを残していくようにしたいと思っています。これまでは、メモ的なものしか残してなかったので、きちんとしたドキュメントを残したいと思っています。
また、技術についても、調べたことや汎用的に使用できる内容については、きちんとドキュメントとして残していこうと思います。
今年は、ネットワークスペシャリストの試験も受けてみようかと思っているので、そこで勉強したことも残していくようにしたいと思います。
きまぐれに、ここにも記載していこうと思っています。
ということで、今年も宜しくお願いします。
本年もよろしくおねがいします。
昨年は、目標がほぼ達成できませんでした。
技術にしても、結局、最後の最後に残業がすごいことになっていました。
原因は、顧客の要求をきちんと吸収できていなかったためかと思います。毎回そうなのですが、開発終盤になって、顧客が「そこはそうじゃなくて」と言ってきます。よくよく聞くと要件定義時に念をおした箇所でも、顧客との意識に齟齬が発生してしまっているのです。
毎回のことなので、要件定義で充分に吸収するように気を付けているのですが、なぜでしょうね。
今年は、昨年の失敗を踏まえて、ドキュメントを残していくようにしたいと思っています。これまでは、メモ的なものしか残してなかったので、きちんとしたドキュメントを残したいと思っています。
また、技術についても、調べたことや汎用的に使用できる内容については、きちんとドキュメントとして残していこうと思います。
今年は、ネットワークスペシャリストの試験も受けてみようかと思っているので、そこで勉強したことも残していくようにしたいと思います。
きまぐれに、ここにも記載していこうと思っています。
ということで、今年も宜しくお願いします。
2014年9月24日水曜日
プロフェッショナル
私は、システムエンジニアをしています。
この業界では、請負で他社の作業をする者と、自社サービスを手がける者に分けられるのではないでしょうか。
私は、よく、「この業界のプロフェッショナルとは」ということを考えます。
請負で他社の作業をする者にとっての「プロフェッショナル」は、
作業している企業で必要な知識があり、その問題をITを駆使する事で解決できる者ではないでしょうか。
また、自社サービスを手がける者にとっての「プロフェッショナル」は、
自社製品に特価した知識や、サービスの概要を理解・説明できる者ではないでしょうか。
しかし、両者とも偏った業務におけるプロフェッショナルであって、システムエンジニアとしてのプロフェッショナルではないように思えるのです。
システムエンジニアのプロフェッショナルってどんな人をいうのでしょう?
この業界では、請負で他社の作業をする者と、自社サービスを手がける者に分けられるのではないでしょうか。
私は、よく、「この業界のプロフェッショナルとは」ということを考えます。
請負で他社の作業をする者にとっての「プロフェッショナル」は、
作業している企業で必要な知識があり、その問題をITを駆使する事で解決できる者ではないでしょうか。
また、自社サービスを手がける者にとっての「プロフェッショナル」は、
自社製品に特価した知識や、サービスの概要を理解・説明できる者ではないでしょうか。
しかし、両者とも偏った業務におけるプロフェッショナルであって、システムエンジニアとしてのプロフェッショナルではないように思えるのです。
システムエンジニアのプロフェッショナルってどんな人をいうのでしょう?
2014年9月16日火曜日
Work Life Balance
今、自社でWork Life Balanceを取り入れようとしています。
仕事とプライベートの時間の比率を変える事で、家庭や自己啓発の時間を取り易くするのが狙いだそうです。
しかし、自社内で作業をしている社員は、ほぼいません。
代表取締役社長以外の社員は、客先に常駐し作業をしているのです。
それに、派遣契約で客先常駐している社員が多いために、社内からの指示で作業が出来る状態にないのが現状です。
そのような状況の中で、Work Life Balanceをとりいれて、プライベート時間を増やす事が出来るのか疑問を感じています。
請負契約の場合は、ある作業を社員で作り上げるため、勤務時間よりも、成果物の品質が重要になってきます。
しかし、派遣契約の場合、派遣先に指示する権限があるため、作業者が自分で作業の分担を行うのは難しい状況にあるのではないでしょうか。
私は、今、体調を壊していて、定時退社をしています。
確かに定時で退社できた場合は、プライベートの時間を多く持つ事ができます。しかし、それまでは、終電ぎりぎりまで作業をしていたり、割り込みの作業が頻繁に入り、結局、残業を余儀なくされていました。
これでは、Work Life Balanceを意識しながなの業務は難しいように思います。
とりあえず、朝メール.comで1日の作業を記録・分析することで今後を決めていこうとしているようなので、私の勤める企業がどのような方向に進むのかを見つめていきたいと思っています。
Work Life Balanceを組み入れている、中小企業の方がいたしたら、情報を共有できればと思っています。よろしかったら、コメントをお願いします。
仕事とプライベートの時間の比率を変える事で、家庭や自己啓発の時間を取り易くするのが狙いだそうです。
しかし、自社内で作業をしている社員は、ほぼいません。
代表取締役社長以外の社員は、客先に常駐し作業をしているのです。
それに、派遣契約で客先常駐している社員が多いために、社内からの指示で作業が出来る状態にないのが現状です。
そのような状況の中で、Work Life Balanceをとりいれて、プライベート時間を増やす事が出来るのか疑問を感じています。
請負契約の場合は、ある作業を社員で作り上げるため、勤務時間よりも、成果物の品質が重要になってきます。
しかし、派遣契約の場合、派遣先に指示する権限があるため、作業者が自分で作業の分担を行うのは難しい状況にあるのではないでしょうか。
私は、今、体調を壊していて、定時退社をしています。
確かに定時で退社できた場合は、プライベートの時間を多く持つ事ができます。しかし、それまでは、終電ぎりぎりまで作業をしていたり、割り込みの作業が頻繁に入り、結局、残業を余儀なくされていました。
これでは、Work Life Balanceを意識しながなの業務は難しいように思います。
とりあえず、朝メール.comで1日の作業を記録・分析することで今後を決めていこうとしているようなので、私の勤める企業がどのような方向に進むのかを見つめていきたいと思っています。
Work Life Balanceを組み入れている、中小企業の方がいたしたら、情報を共有できればと思っています。よろしかったら、コメントをお願いします。
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