2015年2月22日日曜日

IT業界の予算算出方法

私が所属している会社は、10名ほどの極小企業です。
しかし、毎月、数十件の見積もり依頼が来ています。
なので、見積もり作業は、各個人の経験に基づいたものになることが多いです。

昨年納品したシステムは、不具合や新たな要望によって、今でも毎日のように電話が鳴ります。実際不具合はほぼ無くなったのですが、見積もりに入っていない作業をお願いされることが多いです。

IT業界での見積もりは、人月計算が主だと思います。
私の会社でも、機能ごとに人月計算し見積もりを出しています。

しかし、私の会社に持ち込まれる企画は、予算が先に提示されてくるため、概算見積もりをする時でも、なるべく顧客が提示した予算に合わせたシステム構築を考えます。そのために、十分なリスク管理費用の確保が難しいのです。

そこで、今会社で新しい見積もり方法を検討しています。人月計算ではなく、先にそれぞれの工程での概算値を出しておくという手段です。

こうして料金表を用意しておけば、営業が案件を聞きながら概算見積もりが可能になるのではないかと思っています。その後で、詳細を聞き正式な見積書を作成することで、顧客としても先に概算見積もりを見ているので、値下げの要望は少なくなるのではないでしょうか。

さて、上の方で話しました昨年からのプロジェクトですが、見積もりをしたエンジニアと実際に作業したエンジニアの経験のズレが大きかったことが1つの原因となっていました。今作成している料金表に照らし合わせても、受けれる内容ではなかったことが分かります。

開発費用は、見積もりの大半を示しています。なので開発に遅延が発生したり、追加要望を同じ予算枠でやろうとすると、開発会社は完全に赤字になってしましす。良く考えて見積もりを出す必要性を考えさせられるプロジェクトでした。

ところで、他のIT企業ではどような見積もりを行っているのでしょうか。
よかったらお聞かせください。


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