今日は、プログラマーがどのように開発を行っているかについて紹介します。
これからIT業界に就職しようとしている人は、実際どうやって開発してるのか気になると思います。
そんな人の参考になればと考えています。
私は、10年以上、IT業界でプログラマーとして働いてきました。
組み込み系の開発から、Webシステムの開発まで、幅広く働いています。
最近は、主にWebシステムの開発がメインとなっています。
この長い経験の中で、今回は、以下の点について書きます。
- 仮想環境
- ソースコードのバージョン管理
- 開発用エディタ
プログラマーは、上に書いた3点セットで開発を行っています。
1.仮想環境
まず必要となるのは、仮想環境です。
Webシステムは、サーバーが必要です。
一昔前までは、データセンターや自社のサーバールームに、サーバーを置いてWebシステムを公開していました。
なので、Webシステムの開発には、開発用のPCを別に用意して開発を行っていました。
でも、今では1台のPCの中に、仮想サーバーを用意し開発を行います。
ちなみに、私は、VirtualBoxをVagrantを使って使用しています。
最近、Dockerも使うようになってきました。
仮想環境に仮想サーバーを構築し、そこでWebシステムとデータベースを動かしながらシステム開発を行っています。
Vagrantは、仮想環境を構築するためのツールです。
組織でプログラマーとして働いていると、システム開発は複数人で行われます。
各人がそれぞれ仮想環境を作っていると、環境に依存する処理が含まれる可能性があります。
それを防ぐために、仮想環境を構築するツールを使用して、各人のPCに同じ仮想環境を構築して開発を行います。
2.ソースコードのバージョン管理
次に必要なのは、ソースコードのバージョン管理です。
バージョン管理には以下のようなツールを使います。
- SVN
- Git
今は、Gitが主流です。
バージョン管理ツールは、ファイルの変更履歴を管理するツールです。
ファイルはサーバーで管理されるので、バージョン管理システムが動作しているサーバーが必要となります。
何故ソースコードをバージョン管理するかというと、ソースコードを修正した後、修正前のソースコードに戻したい時がよくあります。
そのような時、バージョン管理していないと戻せないですよね。
私も昔はSVNを使っていましたが、最近はGitを使っています。
また、Gitの場合、サーバー上で管理するソースコードとは別に、自分のPC内でも管理できます。
Gitの使い方は、Webで検索して勉強してください。
3.開発用エディタ
ソースコードを書く時に使うエディタは、基本何でも構わないです。
開発用エディタを使いこなせるようになると、ソースコードの生成の効率が格段に違います。
私は、Eclipseを使っています。
Eclipseは、多くのpluginが用意されているので、さまざまな言語で使用できます。
また、デバッグもできるので、不具合対応などにも最適です。
それと、開発用エディタ以外にViを使えるようになっていると、効率が上がります。
Viは、ほとんどのLinuxに標準で入っているエディタです。
何故Viを使えた方が良いかと言うと、サーバー内で作業することも良くあるからです。
まとめ
プログラマーは、この3つを使いこなしながら開発を行っています。
- 仮想環境
- ソースコードのバージョン管理
- 開発用エディタ
つまり、基本的には高スペックのノートPCが1台あれば、システム開発は可能なのです。
なので、今回の新型コロナで自粛規制となっても、リモートワークに移行しやすかったのです。
では、今日はこの辺で。
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