2020年7月3日金曜日

プログラマーがどのように開発を行っているか



こんにちは。

今日は、プログラマーがどのように開発を行っているかについて紹介します。

これからIT業界に就職しようとしている人は、実際どうやって開発してるのか気になると思います。

そんな人の参考になればと考えています。

私は、10年以上、IT業界でプログラマーとして働いてきました。

組み込み系の開発から、Webシステムの開発まで、幅広く働いています。

最近は、主にWebシステムの開発がメインとなっています。

この長い経験の中で、今回は、以下の点について書きます。

  1. 仮想環境
  2. ソースコードのバージョン管理
  3. 開発用エディタ

プログラマーは、上に書いた3点セットで開発を行っています。

1.仮想環境


まず必要となるのは、仮想環境です。

Webシステムは、サーバーが必要です。

一昔前までは、データセンターや自社のサーバールームに、サーバーを置いてWebシステムを公開していました。

なので、Webシステムの開発には、開発用のPCを別に用意して開発を行っていました。

でも、今では1台のPCの中に、仮想サーバーを用意し開発を行います。

例えば、VMWareVirtualBoxDockerなどです。

ちなみに、私は、VirtualBoxをVagrantを使って使用しています。

最近、Dockerも使うようになってきました。

仮想環境に仮想サーバーを構築し、そこでWebシステムとデータベースを動かしながらシステム開発を行っています。

Vagrantは、仮想環境を構築するためのツールです。

組織でプログラマーとして働いていると、システム開発は複数人で行われます。

各人がそれぞれ仮想環境を作っていると、環境に依存する処理が含まれる可能性があります。

それを防ぐために、仮想環境を構築するツールを使用して、各人のPCに同じ仮想環境を構築して開発を行います。

2.ソースコードのバージョン管理


次に必要なのは、ソースコードのバージョン管理です。

バージョン管理には以下のようなツールを使います。
  • SVN
  • Git
今は、Gitが主流です。

バージョン管理ツールは、ファイルの変更履歴を管理するツールです。

ファイルはサーバーで管理されるので、バージョン管理システムが動作しているサーバーが必要となります。

何故ソースコードをバージョン管理するかというと、ソースコードを修正した後、修正前のソースコードに戻したい時がよくあります。

そのような時、バージョン管理していないと戻せないですよね。

私も昔はSVNを使っていましたが、最近はGitを使っています。

Gitの場合、バージョン管理システム用のサーバーを用意しなくても、Web上にGithubGitLabなど無料で使用できるサービスがあります。

また、Gitの場合、サーバー上で管理するソースコードとは別に、自分のPC内でも管理できます。

Gitの使い方は、Webで検索して勉強してください。

3.開発用エディタ


ソースコードを書く時に使うエディタは、基本何でも構わないです。

開発用エディタを使いこなせるようになると、ソースコードの生成の効率が格段に違います。

私は、Eclipseを使っています。

Eclipseは、多くのpluginが用意されているので、さまざまな言語で使用できます。

また、デバッグもできるので、不具合対応などにも最適です。

それと、開発用エディタ以外にViを使えるようになっていると、効率が上がります。

Viは、ほとんどのLinuxに標準で入っているエディタです。

何故Viを使えた方が良いかと言うと、サーバー内で作業することも良くあるからです。

まとめ


プログラマーは、この3つを使いこなしながら開発を行っています。
  1. 仮想環境
  2. ソースコードのバージョン管理
  3. 開発用エディタ
つまり、基本的には高スペックのノートPCが1台あれば、システム開発は可能なのです。

なので、今回の新型コロナで自粛規制となっても、リモートワークに移行しやすかったのです。

では、今日はこの辺で。


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